Amazon QuickSight アカウントの削除をやってみた
アノテーション、テクニカルサポートチームの村上です。
Amazon QuickSight の担当を長く務めていたのですが、だんだんとリソース管理が煩雑になってきたこともあり一度検証環境をリセットすることにしました。ポチポチとリソース毎に削除していく方法もありますが、今回は QuickSight アカウントごと削除をしてみます。なお、アカウントの削除をするにあたって、AWS マネジメントコンソールを利用する方法と QuickSight コンソールを利用する方法があるのですが、本記事では QuickSight コンソールを利用した方法についてご紹介します。
やってみた
1.QuickSight アカウントを作成したユーザーで QuickSight コンソールへログイン
一般的な作業をする際にルートーユーザーの利用は推奨されないので、QuickSight アカウントを作成した IAM ユーザーで QuickSight コンソールへログインしてアカウントの削除を実施します。
QuickSight アカウントを削除する前に、以下を確認してください。
Amazon QuickSight アカウントの作成に使用した IAM アカウントまたは AWS ルートアカウントを使用してサインインしている。
Amazon QuickSight サブスクリプションの削除とアカウントの閉鎖
QuickSight アカウントを終了するには、以下の特別なアクセス権限が必要です。
・QuickSight 管理者であり、QuickSight で Admin ロールをがある。
・以下を実行するアクセス権限が必要です (QuickSight を追加したルート管理者ユーザー (IAM) の場合を除く)
・quicksight:Unsubscribe
・ds:UnauthorizeApplication
・quicksight:UpdateAccountSettings
・カスタム名前空間を削除するには、次の API オペレーションを実行するためのアクセス権限が必要です。
・quicksight:ListNamespaces
・quicksight:DeleteNamespace
デフォルトの名前空間を削除するのに特別な権限は必要ありません
。
2.QuickSight 管理者画面へ移動
画面右上の人型のマークを押下して、「QuickSight の管理」を選択します。
3.QuickSight 管理者画面の左ペインからアカウント設定を選択
管理者画面左ペインからアカウント設定を選択し、画面中央の「管理」ボタンを押下します。
4.アカウントの終了保護を off にする
アカウント削除を実施するにあたり、アカウントの終了保護設定を off にする必要があります。
アカウントの削除保護機能については、下記ブログで詳しく取り上げられています。
5.テキストボックスに "確認" と入力してアカウント削除ボタンを押下
テキストボックスに "確認" と入力してから、「アカウントを削除」ボタンを押下します。
※「アカウントを削除」ボタンを押下した瞬間に QuickSight の全てのリソースが削除される為、実施にあたりご注意ください。
6.QuickSight サブスクリプションの削除完了
QuickSight アカウントの削除をすることができました。
まとめ
後任の QuickSight 担当者へ、綺麗な状態の検証環境を渡すことができました。
この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。